3つの視線、1つの物語
ダウン
あ、朝だ
窓から差し込む朝日で気付いた
その光を浴びたレディナが動いた
気持ちよさそうに伸びをして、欠伸をしている
「…おはよ、レディナ」
姫様を起こさないように小さく言う
あぁ、それにしても頭が重い…
寝不足かな?
節々が痛い
疲労が溜まってるのかな?
あと、なんか…寒い
頭が働かない
そこまで考えていたら、急に扉が開いた
「姫様っ!無事ですか?!」
あー…コンフィーヌ様だ
もう少し静かに入ってこれないのかな?
「な、何?!」
ほら、姫様が起きちゃった
「ノア…お前…夜な夜な姫様の部屋に忍び込むとは…なんてヤツだ!」
…ん?
あれ?俺が忍び込んだんだっけ?
あー…ダメだ…
頭が痛い…