3つの視線、1つの物語
「ノアを連れて来い」
コンフィーヌ様の声に、兵が2人動き出した
俺は兵2人に押さえ込まれた
けど、体に力が入らない
なんか…ボーッとする
「な、何?なんでノア連れてくの?!」
あー…姫様が珍しく面と向かって反論してる
「姫様の純潔を奪った可能性がある。もしくは、その危険性がある。だから、ノアには罰を与えねばいけません」
あー…俺、罰を受けるのか
「純潔って…ノアは何もしてないわ!私が引き止めたの!ノアを…虐めないで!!」
あー…もうダメだ…
「コレは…姫様の為なんです。危険因子は摘み取らなくてはいけません」
姫様とコンフィーヌ様が何か言い争ってる
でも、機能を停止した俺の頭は考えるのを止めた
そして、俺は引きずられるように姫様の部屋から連れ出された