3つの視線、1つの物語

「レディナ…おいで?」


白いモコモコ
レディナを呼ぶ

レディナがココに居ると言うことは…
姫様がココの部屋の前まで来たんだろうな

レディナがベットの上に登って来た
俺は部屋を出れない
だから、小さな騎士に託す

メモ帳に姫様へのメッセージを書いて、ソレを
レディナに差し出す


「届けて?自分を責めまくってるだろう姫様に」

「にゃぁ」


俺がお願いするとレディナは返事をして、俺の手からメモを受け取ってくれた

そして、軽やかにベットを降りたレディナは部屋を出て行った


早く治そう
心から強く思って、俺は薬を飲んで布団に身体を埋めた


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