3つの視線、1つの物語

「あと、ノアくん…病み上がりの所申し訳ないんだが…娘をなんとかしてもらえないか?」

「え?何かあったんですか?」


俺が寝込んでる間に何が?
まさか、コンフィーヌ様に襲われた?


「娘が部屋に閉じこもって出て来ないんだ」

「…いつもの事では?」


男性恐怖症の姫様は基本的に閉じこもってる
気まぐれに出たりするが…それは稀だ


「部屋の中で埋もれて出てこないんだ」

「は…?」


埋もれて出てこない?
意味が全然分かんない


「まぁ、見れば分かると思う…とりあえず、頼んだ」

「わかりました」


とりあえず、行ってみよう



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