3つの視線、1つの物語
「で?姫様…あの山は一体…?」
姫様が埋もれて出て来ないと言われていた山を指差す
「ノアが倒れちゃったから…自分の身は自分で守ろうって思って…バリケード作ったの」
バリケード…
ってゆうか、むしろ要塞だよねコレ
「と、言うか…王様が居るからコンフィーヌ様来ないんじゃないですか?」
姫様の話だと、王様不在時のみコンフィーヌ様のアタックがあるんじゃなかったっけ?
「念には念をだよ。だって…怖かったんだもん」
あの時の、コンフィーヌ様夜這い事件を思い出したのか姫様の顔が歪む
そうだよね
夜這いされたら警戒しちゃうよね?
「でも…もう、このバリケードは必要ありませんよ」
「ん?」
こんなフワフワのバリケードは無意味
「コレの代わりに俺が守りますよ」
警戒対象が明確になったから全力で守ります