3つの視線、1つの物語

ノアの部屋はメルンの部屋の真下

まぁ、真下の部屋でも行くには結構面倒くさい
長い廊下を歩いて階段で降りて、再び長い廊下を歩く…

そして、ノアの部屋の近くまで来た
すると、ノアの部屋から思いもよらぬ人が出てきた

コンフィーヌだった
それに素早く反応したメルンは私を抱っこして物陰に隠れた


「いいか?!明日までに終わらせろ!お前が汚した書類なんだ。責任を取れ、わかったな」

「はい」


姿は見えないがノアが居るんだろう

コンフィーヌの怒鳴り声の後に、ノアの単調な返事が聞こえた


そして、コンフィーヌはバタンっと勢いよく扉を閉めて廊下の奥に消えていった


あぁ、またノアが虐められてるんだ…


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