3つの視線、1つの物語
「要は…あんまり可愛いことすると、襲いますよって事です。お互いに気持ちがあるうえに婚約者ですからね」
ここまでハッキリ説明したら分かるだろう
すると、姫様は少し思考を巡らせた後…
「ノアなら…別に…いいかな」
姫様の回答に驚いた
「まさかの許可ですか…まぁ、姫様が嫌がることはしませんよ。一応、まだボディガードですしね」
そう、今はボディガード
姫様の身を守るのが仕事
ボディガードとしても、婚約者としても姫様を傷付けることは出来ないし、したくない
「うん、知ってる。ノアは私が嫌だと思ったらすぐに引いてくれるもん。そんなノアだから、私は安心して側に居れる」
そう言って再びギュッと抱き着く姫様
まったく…
俺の理性吹っ飛ぶ可能性を話したばっかりなのに…
っと思いつつも、抱き締め返してしまう俺
そして、幸せだと思ってしまう
どーやら俺は自分で認識してる以上に姫様が大好きみたいだ