3つの視線、1つの物語

背後に気配を感じて横に逃げる
頬スレスレにノアの木刀がかすっていった

ヤバい…ノア…強い…
瞬発力と戦闘センスが凄い…

どーやらノアは、護られてるだけの王子じゃなかったらしい


「俺…第2王子だったんで、兄より自由時間が多かったんです。その時間で剣術を磨いたんです」


刀を交えてる最中にノアが言った言葉に絶句


「剣術には少し自信があるんです」



ノアがそう宣言した数分後…
私は返り討ちにあった…



「ありがとうございました」

「ありがとうございました」


お互いにお辞儀をして手合わせを終了した
去っていくノアと姫様…その他ギャラリー


剣術も出来て
その上、王子…


王子なんて…
ノアなんて…
大嫌いだ!!!



私の心の叫びは誰にも届かない



end
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