3つの視線、1つの物語
ノアの部屋に着いて、黒猫はバスタオルで作ったベットに寝かせられている
「レディナの猫用ミルク貰ってもいい?」
ノアが私の頭を撫でながら聞いてくる
「うん、いいよ」
「そっか、ありがとうレディナ。君は本当に良い子だね?」
私が返事をすると、ノアはいっぱい撫でてくれた
ついゴロゴロと喉を鳴らしてしまう
ノアの撫で撫で気持ちい…
「じゃ、ちょっとミルク取ってくるから…その子をよろしくね」
そう言うとノアは部屋を出て行った
そして、しばらくすると扉が開いて帰ってきた
でも、帰ってきたのはノアじゃなかった
猫用ミルクを持ったメルンだった
「本当だ。黒猫さんが大変な事になってる!…って、あれ?レディナも居たの?」
あれ?ノアは?