3つの視線、1つの物語

ノアの腕から降りたクロワが私の所に来た


「よろしくね、レディナさん」

「レディナでいいよ。ちなみに本来の名前はレディ・ナイトよ」

「そっか、じゃぁ…レディナ」


クロワが再びじーっと私を見る


「僕の子供を産んでくれない?」

「………は?」


急に何を言ってるの?


「僕、君に僕の子供を産んでほしい」


なんか……ヤバいのがココの住民に加わった気がする


「早速、意気投合したのかな?」

「猫同士だしねー」


私たちの会話が分からないメルンとノア
人間の二人には私達が意気投合したように見えたらしい…


「ねぇ、レディナー!僕の子供を産んで!」

「絶対嫌だ!!」


とんでもない住人が一匹追加されました



end
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