3つの視線、1つの物語

「………」

「………」

「………」


私達が転がり出た所は
ノアさんの目の前だった

ノアさんは驚いて無言
私は気まずさに無言
フラムは罰が悪そうに無言


「あー…もしかして…見ちゃいました?」


私とフラムの反応にノアさんは何かを察したらしい


「「…ごめんなさい…」」


素直に謝る
すると、ノアさんがため息を吐いた


「わ、私…応援します!たとえ、禁断でも!」

「俺、誰にも言いません」


ノアさんが私達を見ると、少し思考を巡らせてから口を開いた


「二人ともありがとう。二人を信じて…俺の秘密を教えます」


秘密?
姫様と恋仲の事?





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