3つの視線、1つの物語

「い、いやだ…」


コンフィーヌしか居ないお城に残されたくない
怖い…絶対嫌だ

想像しただけで体が震える


「うん…そうだよね。俺も不安だ…だからね?」


そう言うと、ノアは扉の向こうに呼びかけた
すると…


「失礼します」


メイド長のネージュを先頭に合計4人現れた
それにキョトンとしているとノアが言った


「俺がチームを作りました。俺の代わりに3日間護衛してくれます。主にコンフィーヌ様から」


ノアが信頼している4名には、コンフィーヌの悪事を暴露済みで…
ついでに、ノアの正体も、私との関係性も認知済みらしい…


「メイド長のネージュです。姫様のお世話をさせて頂きます」

「騎士のライラです。姫様の護衛に24時間あたります。ついでに、ネージュとは夫婦です」

「メイドのラルです。24時間姫様と行動を共にさせて頂きます」

「騎士見習いのフラムです。ライラとともに護衛にあたります」


ノアが選抜した4人
確かに、コンフィーヌの影を感じない

この人達なら…


「よろしくお願いします」




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