3つの視線、1つの物語

ラルを引き連れて部屋に戻る
部屋の前にはライラさんが立っていた


「姫様、お帰りなさいませ」

「うん、ただいま」


私とラルが部屋に入ると扉が閉まる
きっと扉の向こうではライラさんが立っててくれている


「さぁ、姫様!お掛けください!すぐにお茶を淹れます」


ラルが椅子を引いて私を座らせる
そして、いそいそと紅茶の準備を始めた


「私、ビックリしました」

「え?」


ラルが紅茶を準備しながら語る


「ノアさんから聞いてはいたんですが…コンフィーヌ様ヤバイですね。ノアさん達が乗る馬車が見えなくなった瞬間現れて姫様に近づく…あれはストーカーですよ」


ノアにロリコンと言われ
ラルにストーカーと言われ
国王側近が凄い言われようだ

まぁ、自業自得だよね

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