3つの視線、1つの物語
「ノア…来ない…どーしよう」
部屋に居るメルンが呟く
着替えに戻ったノア
部屋に戻ったメルン
着替え終わったら部屋に来てくれると思ってた
でも、コンフィーヌがソレを許さなかった
着替えたノアがメルンの部屋に一瞬現れて言った
『すみません…色々仕事を頼まれまして、行かなければいけません』
そう言ったノアは、コンフィーヌの怒鳴り声に呼ばれて消えていった
たぶん、コンフィーヌは気が付いた
メルンがノアに助けを求めようとしたことに
それは…言い換えれば…
この王様出張中に何かがあるということ…
「レディナ…怖いよ…」
私を抱き上げメルンは震える
何かを予感してるんだ…
守らなきゃ…
ノアが居ないんだもん
私がメルンを守らなきゃ!