3つの視線、1つの物語

そして、メルンは男性恐怖症になった経緯も全てノアに話した

で、一言


「噛ませ犬を使わなきゃ、いい男アピール出来ないなんて可哀想な人ですね。ついでに、20も歳下の女の子をモノにしようとするなんて…」

「え?20?」

「あれ?知りませんでした?コンフィーヌ様って37歳ですよ?」


えっ…うそっ…
30歳だって王様言ってたよ?

三十路どころか…
もう四十…


「まぁ、焦ったんでしょうね?姫様の近くに自分の手駒じゃない"若い男"が来たから。まったく、とんでもない人だったんですねコンフィーヌ様は」


そう言ってノアは立ち上がる


「ノア?…戻るの?」

「えぇ、流石に…夜中に姫様の部屋に居たら王様に怒られます」


普通に考えればそうだよね

だから、メルンの部屋の扉には鍵が付いてるんだし


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