3つの視線、1つの物語
「で…でも…」
メルンの顔が不安を訴える
「大丈夫です。もうコンフィーヌ様は来ないとおもいますよ?」
「でも、やだっ!怖いっ、ココに居て!」
メルンがノアを掴んで離さない
「いや…でも…」
「やだっ…ノア、側にいて」
今にも泣き出しそうなメルン
それに、ノアが折れた
「わかりました…居ますから。安心してお眠りください」
「うんっ」
そして、ベットに潜り込むメルン
ベットサイドに座るノア
そのノアの膝の上に丸くなる私
「おやすみなさい」
「はい、いい夢を」
そして、メルンは眠りについた
ソレを確認したノアは私を優しく撫でながら呟く
「まったく…君のご主人様には敵わないよ」
そう言うノアの表情は
メルンへの愛しさが見え隠れしていた
私、ノアにだったらメルンをあげてもいいよ