3つの視線、1つの物語
「で?コンフィーヌ。ノアくんはドコにいるんだ?」
「姫様の危険因子と判断し…地下牢へ」
王様の問いにコンフィーヌが答える
ノア…地下牢になんて入れられたんだ
地下牢の言葉を聞いてメルンも驚いている
「な、何をしている!今すぐノアくんを地下牢から出すんだ!!」
地下牢の言葉に反応したのは、私達だけじゃ無かった
むしろ、王様が一番険しい反応を示した
「し、しかし…」
「命令だ!」
「…わかりました」
一体…なんなんだ?
王様がこんなに慌てるなんて…
ポカンとする私とメルンに王様が言う
「部屋に戻りなさい。大丈夫、ノアくんなら心配いらない」
「はい…お父様」
疑問符を浮かべたまま、メルンは来た道を戻っていった