3つの視線、1つの物語

しかし、私は戻らずにメイドさんと一緒にノアの部屋に入室


「ノア様…姫様からのメッセージです」


メイドの一人がノアに話しかけている
"ノア様"?


「あぁ…やっぱり気にしてたか…姫様のせいじゃないのに」


メルンからのメッセージを受け取ったノアは、苦笑いした

そして、私の存在に気が付いた


「レディナ…おいで?」


ノアに呼ばれてノアが横になるベットに乗る

近くで見たノアは、顔が赤く少し苦しそう
それでも、ノアはメモ帳を取り出すと何かを書いた

そして、そのメモを破ると私に差し出す


「届けて?自分を責めまくってるだろう姫様に」

「にゃぁ」


任せて!
ノアからメモを受け取りベットを降りる

ノア、早く元気になってね
それまでは、私が頑張ってメルンを守るから

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