3つの視線、1つの物語
ノアからのメッセージを持ってメルンの部屋に戻る
メルンはベットの上でシュンとしていた
今にも泣き出しそうだ…
ノアの思った通り自分を責めてるんだ
「おかえり…レディナ…」
うわぁ…重症だー…
早くノアからのメッセージを渡さなきゃ
「にゃぁぉん」
ほら、メルン!
ノアからのメッセージだよ
「?」
メルンがメモを開き見て読む
そして、笑った
《泣かないで下さい。自分を責めないで下さい。悪いのはアピール下手でロリコンの"ロリコンフィーヌ"です。風邪はすぐに完治させます。心配いりません》
「ノアは…なんで分かったのかな?私が泣いてる事と責めてること」
それはきっと…
メルンをちゃんと見てるからだと思う
「ねぇ…レディナ。ノアは…私を見てくれてるんだね?」
うん、そうだね
「でも…ノアは…王子じゃない」
うん…そうだね…