3つの視線、1つの物語
メルンが求めた
"私を見てくれる人"
やっと現れた
"メルンを見てくれる人"
でも…
「ノアじゃ…ボディーガードじゃ…駄目だよ」
メルンとの婚約権利があるのは
他国の王子もしくは同国の貴族…
ノアは…他国の貴族…
ノアに婚約の権利は無い
メルンにも選択の権利はない
「私が…いくら想っても駄目なんだ…」
メルンの止まってた涙が流れる
「私に…ノアを好きになる権利は…ないんだ」
あぁ、やっぱり…
メルンはノアに恋をしていた
「好き…なのに…駄目なんだ…」
メルンは私を抱きしめる
そして、しばらく泣き続けた