3つの視線、1つの物語
「コンフィーヌ…コレはどーゆうことだ」
部屋で大暴れしてると、出張中だったお父様が顔を出して私の変貌ぶりに驚いている
「申し訳ございません…私の不注意です。お見合い相手の男性が少々難ありだったもので…姫様が男性に拒絶反応を示すように…」
そう、コンフィーヌが選んだお見合い相手達
それが私の恐怖症の引き金になった
皆、地位や財産や身体を見ていた
そして、目の前のこのコンフィーヌもその一人
コンフィーヌが王位を欲してるのはなんとなく気付いてた
でも、お父様は私の婿になる人に王位を譲ろうとしている…
だから、コンフィーヌは私が欲しいんだ
私の気を引くため、ワザと自分より劣る男とお見合いをさせて、自分を引き立たせようとしてる