3つの視線、1つの物語

でも、コンフィーヌのその作戦は完全に裏目に出た


急に気持ち悪い新婚生活を語る人
私を通り越して地位や財産を語る人
急にキスを迫る人
急に身体を求めてきた人

私の気を引くために、私にとんでもない男を送ってくる人


そんな男の人達を短期間に見続けたら…
普通に…怖くなるでしょ?



「男なんか嫌い…」


お父様が頭を抱えながら出て行き
その後をコンフィーヌが出て行った

それを確認してベッドに潜り込む



少し前までは夢を見てた

いつか、私を愛してくれる素敵な人が現れて
私もその人に惹かれて…幸せになる



でも、そんなの淡い夢だった
現実はとても欲と金に汚れているんだね

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