3つの視線、1つの物語
お父様に抗議をする間もなく、お父様は私の部屋を出て行った
呆然とする私
また、男の人が来る
コンフィーヌの手駒かもしれない男が…
欲を垂れ流しながら迫ってくる…
「にゃぉん」
泣きそうになると、足に擦り寄ってきた白いモコモコ
私の愛猫…レディ•ナイト
愛称はレディナ
私の小さな騎士
何度も、コンフィーヌが派遣した男達から守ってくれたレディナ
そっか、私にはレディナがいるんだ
「レディナ…守ってね?」
「にゃー」
意味を分かっているのか、いないのか…
レディナが返事をしてくれる
でも…この子は頭が良いから、意外と分かっているのかもしれない
そう思うと少しだけ安心できた