3つの視線、1つの物語

ほんのちょっとだけ、ノアを見直す
本当に1ミクロンくらい


「あの、姫様」

「今度は…何?」


1ミクロン見直してるとノアが言った


「もう俺…限界です」

「?!」


ノアの雰囲気が変わる
欲が見え隠れする

怖いっ


「レディナに触っていいですか?」


…ん?
…レディナ?


「…ぇ?」


聞き間違い?


「俺、実は凄く猫好きなんです!ここに入った時から、そこの白いモフモフが気になって気になって…モフりたいんですが…」


白いモフモフ
レディナに触りたいの?


「別に…私はいいけど…レディナが嫌がるかも」


そう、レディナは感情に敏感な猫らしく…
私の気を引く為の道具にされてると感じた瞬間攻撃を仕掛ける…そんな猫なんだ


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