君が冷たい理由。【完】












「特になんとも思いません。父とはもう小学校2年以来会っていませんから。」


















『ぱぱ…っ!!!!』



あの頃の記憶がふっと脳裏をよぎった。


















「…颯太くんは?」




「俺はー…別に」








もうこれ以上なにも聞くなと言わんばかりにコーヒーを飲み続ける彼。












その時気づいてしまった。


家族の話をすると、颯太くんは一気に私に冷たくなることを。







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