君が冷たい理由。【完】
おまけ2
「楓、」
ゆっくりと歩いてきて私の名前を呼び近づいてきてくれる彼。
「颯太くんっ」
そんな彼に近づく。
「行くか」
といって、んと手を差し出してくれる。
その手に自分の手を重ねる。
これが当たり前のように、2人手を繋いで歩いていく。
「あ、これお母さんが颯太くんにって」
私は朝お母さんから預かったクッキーを差し出す。
「お、うまそう。さんきゅ」
「コーヒー風味にしたんだよ。私も手伝ったの」
「え、コーヒー…て、」