君が冷たい理由。【完】
4.
「おはようございまーす」
学校を出て数分。
家のすぐ近くにあるバイト先のカフェに入った。
「楓ちゃんおはよ」
「マスターおはようございます」
「新しいクラスどうだったんだ?」
「あ、凛と陸同じクラスになったんですよ」
制服に着替えながら、新しいクラスのことなどを話す。
「よかったじゃないか。明日から修学旅行らしいな」
「え~誰情報?ありますけど~」
「昨日陸が来たんだよ。楓ちゃんバイトかって」
「おかしいな~シフト教えたはずなのに」
「忘れてんじゃないか?いつもそうだろあいつは」
「あはは確かにそうですね」