君が冷たい理由。【完】
5.
「おはよー!」
「あ、きたきた。おはよ楓」
「おはよ。よく起きれたじゃん」
「えへへ…お母さんに起こしてもらった!」
「そっかおばさん朝早いもんね」
「うん!よししゅっぱーつっ」
朝からハイテンションな私に呆れながらもついてきてくれる2人。
「あ、ねえ陸」
「ん?」
「待ち合わせってどこだっけ?」
凛と陸との待ち合わせはいつもの場所だったが、芹沢くんと太陽くんとの待ち合わせ場所を把握していなかった私。
「お前どこいこうとしてたの?」
「え、…適当…に?」
「はあ…あほね。」
「あほだな」