君が冷たい理由。【完】
-3
それから、順調にご飯とカレーが出来上がり部屋に移動して1つの部屋に集まって食べた。
「へ~男子の部屋ってこうなってるんだ」
女子の部屋と配置が違うことから凜は興味が湧いてわちゃわちゃと調べまわっていた。
「なになに凜ちゃんそんなにこっちの部屋気になる?」
「えーだってホテルって気にならない?しかも配置も違うし!」
「じゃあ、こっちで寝てく?」
太陽くんは最後にはーとマークを付けて冗談に言う。
だがその冗談も凜には通じなかったようでぼかっと頭を叩かれていた。
「まったく。何言ってんだか」
「太陽くんどんまい~」
私は笑いながら彼の方へ向かおうとした。
「ちょっとこいつ借りるぞ」