君が冷たい理由。【完】
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「んん…っ」
「こーら楓!起きなさい!朝よ」
どんどんどんと私を叩く。
「んー…なんでお母さんいるの…今何時ぃ…」
「はあ?誰があんたの親よ。寝ぼけてないでほら顔洗う」
勢いよく剥ぎ取られたお布団。
「ううー…凜てば鬼畜~」
「そんなこといってないで。メイクするんだから」
「あ、そっかっ…!」
昨日凛と話したことを思い出し洗面所に向かい顔を洗う。
「今日は自由行動だからね。あんたは途中から芹沢と2人で回んなさい」
メイクをしながら言ってくる凜。
「え、でも」