君が冷たい理由。【完】
凛と陸はそういうと2人で顔を見合って笑いあう。
これが私たち3人のいつもの光景だ。
私、春名 楓(ハルナカエデ)と、凛(リン)、陸(リク)は幼稚園からの幼馴染。
家も隣同士で、どこにいくにも何をするにもいつも一緒。
常に傍にいるから、機嫌が悪かったり一人になりたかったりする雰囲気がすぐわかる。
多分、隠し事もない。…はず。
「あ、楓、凜おはよ」「おはよ」
「陸もおはよ」
校門につくとみんながおはようと言ってくれる。
「おはよ~クラスどうなってるかな」
「ワクワクするね!」
「まああんたはそうでしょうよ」
凜が私にそう言い、掲示板へと向かう。