ギャンブルワールド
嵐は初当たりが早く、差枚数の勝負ではかなり優位である。


嵐は持ちコインで引き続きテルピエロを打つ。

今日の挙動で言えば間違いなく高設定なのである。

辞める理由がない。


それに比べ軍団達はなかなか初当たりが引けない状態である。


しかし、彼らは全く慌てる素振りがない。


彼らは複数人で挑んでいるのである。みんなで打てば1人の嵐に負ける事は無いと考えているのである。



「あー。全然あたらねぇ〜。」

「あの高設定の挙動は一体何だったんだよ。」


「まぁ最近の台の高設定は安定しないからな。」


軍団達が少し席を外して話す。


最近の台は安定しない。

それを分かっていて、なぜ爆裂機に座ったのか嵐は疑問に思った。


恐らく、軍団達はこの勝負を軽く見ているのだろう。


いつもと同じようにスロットを楽しむ感じで打っているのだろう。


嵐には軍団達の会話は軽く感じる。


今、この勝負に勝ちに行くような必死さをまるで感じない。



必死に勝ちに行く嵐といつも通りに打つ軍団では勝負の質が違う。

そして、その必死さが台に影響を与えたのか嵐の台はビッグが連チャンしている。



今の出玉は2000枚少し越えたところである。


そして時間は一時間を経過する。
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