オバさん娘・三浦幸子の恋
 あの憎たらしい蓑口美登里が頑張ったって言うから、こっちとしてはライバル意識を持っちゃう感じである。
 
 頼りになる蓑口さんを秋山さんは大事にするようになり、仕事以外でも気軽に接するようになった。
 一緒に飲みに行ったり、カラオケとかに通うようになったのだ。

 蓑口さんは段々と秋山さんと親密になり、いつしか自分の彼氏として認識するようになった。
 秋山さんの方は蓑口さんに好意は持っているけれど、まだ恋人しては認識していない。
 でも気付かないうちに、段々と恋人扱いされていったのだった。

「俺を愛してくれるのは嬉しいけど、まーだ恋人としては」
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