オバさん娘・三浦幸子の恋
 そこで秋山さんを誘う事にしたってワケである。

 秋山さんと会社外での飲食は初めてで、ゆっくりと語り合ってみたいから丁度良かった。
 忙しい人だから大丈夫かなあって思っていたけど、秋山さんはすぐにOKした。
 蓑口さんから夜のデートに誘われていたみたいだけど、用事が有ると言うデタラメな理由を出して無理に断ったとの事である。

 その蓑口さんからメールが来ていて、秋山さんは呆れた表情を見せていた。
 私も恵美も、そのメールを見せてもらった。

「美登里ったら、女王様か女ボス気取りでのつもりぃ? 年上の秋山さんに命令口調なんて、シャレにならなーい」
< 116 / 227 >

この作品をシェア

pagetop