オバさん娘・三浦幸子の恋
 女性の顔色を気にして己自身がパニックになる場合が有るし、男って単純なんだなあって事がつくづく感じてしまう。。
 秋山さんだって例外ではないようだ。
 何とか、幸子の機嫌を良くしようと躍起になっている。

 秋山さんは凄く緊張した思いで、勢い良く言葉を発する。

「俺って! 別に君を悲しませるつもりはなかったんだ! それを分かって欲しいんだ!」

 それまで目を逸らしていた幸子はジッと秋山さんの目を見始めた。


「そうですか? お気持ちはよく分かりました」
「分かってくれた!?」
「ハイ。ではこれで」と幸子は頭を下げて立ち去った。









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