オバさん娘・三浦幸子の恋
「人のプライバシーに顔を突っ込む気?」
「そんなつもりはねーよ。俺はただ…」
「人の生活を覗き見するような真似はNGだよん? いくら恋人同士でもね」
「だから俺は」

 蓑口さんかキッパリと宣言した。

「今はプロポーズを受け入れる余裕なんて有りませーん。でないとぉー、頭が混乱しちゃうしぃー」
「そう」

 又、ガッカリする秋山さん。

「別に秋山の事がキライって言うワケじゃないよ。こっちもプライベート的に予定組んだりしているから、先に自分の事を優先したいのどうしても」

 或る程度、片付いて余裕が出たら将来の事を考えてもイイって蓑口さんは言う。

< 130 / 227 >

この作品をシェア

pagetop