オバさん娘・三浦幸子の恋
 苦笑いした私。
 姉はため息を付いた。

「イメチェンだね?」
「え?」
「幸子はこの際、思い切ってイメチェンした方がイイ」
「私が? どうイメチェンするの?」
「髪型を変えてみたり、ムッとした表情を避けるとかサ。今のような表情じゃあ、周りの人たちに良い印象を与えないと思う。私は明るい! いつも明るい! 常に前向きに頑張るのだ! 必ず幸せになれる! こう言った言葉を毎日、繰り返し発するだけでも違って来るからね」
「変わるかなぁ? 自信ないけど…」

 凛とした表情で姉は言う。

「私の親友が出来たんだから、幸子に出来ないハズがない」
「私にも?」

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