オバさん娘・三浦幸子の恋
二股がバレた?
 私や恵美、幸子は既に背後から2人に近づいていた。

「そのイイ加減な性格で真面目な恋をしているってー? 笑っちゃうよねー」

 恵美が話しかけたのだ。
 蓑口さんはいつの間にか私たちが現れたから、ビックリ仰天した。

「なーんだよアンタたち!?」

 私と恵美はニヤリとした表情で蓑口さんの傍に歩み寄る。
 怪訝な眼差しでこっちを見る蓑口さんに私が話しかけた。

「よく来てくれたよね美登里? アンタが顔を見せてくれたから話しが早く進むよね」
「アタシは秋山と今からデートするんだよ? 何でアンタたちと?」
「何でだと思う?」
「知らないわよ」
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