オバさん娘・三浦幸子の恋
 納得しない幸子。

「でも軽々しく話しかけると、相手に失礼に当たると思いますけど?」
「どう失礼に当たるの? 私も優香も年上じゃないし、上司でも先輩でもないよ。別に偉くはないんだし」
「…」

 ジッと恵美を見つめる幸子。
 私も言う。

「お互い友達でイイんだから、幸子もフツーでイイと思うの。だから私は三浦さんを、幸子って気さくに呼ばせてもらうから」
「ハァ」
「私も幸子と呼ばせてもらう。幸子は私を恵美って呼んでも構わないし」と恵美。
「私を優香って呼んでイイから」

 私はこう言って恵美と口調を合わせた。


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