オバさん娘・三浦幸子の恋
「ねえ島村さん」と首藤さん。
「優香って呼んでイイよ。私は首藤さんを香里奈って呼ばせてもらうから」
「じゃあ優香、私と友達になってくれるぅ?」
「私で良かったら」
「じゃあ」

 互いに握手する私たち。
 ニッコリと微笑む香里奈の笑顔は今でも忘れない。

 今の私は首藤さんと同じ立場になっている。

 自分を卑下している幸子を元気付けさせるのだ。
 私って人に対して、どーのこーのするレベルの女じゃなけいけど、私なりに出来る事はどんどん進めちゃう。

 落ち込んでいるばかりの幸子なんて見たくはないからね。


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