オバさん娘・三浦幸子の恋
 下手な口調ながらも、自分なりに丁重に断る事にした私。

 ところが秋山さんはウンとは言ってくれない。
 どうしても私とデートして欲しいと言うのだ。
 別に変な下心なんて無く、とにかく一緒に行動したいらしい。

 既に秋山さんなりにデートのプランは考えてあった。男女ペアの前売り券も用意していると言うのだ。

「俺は自分が一度決めた事は絶対に実現させる性格だからね。悪いけど、イヤだとは言わせないから」
「ええー」

 うわー!

 何と言う強引さだろう!?

 よほど真剣なのかな?

 私は相手の熱意に感化されてデートの誘いに乗った。




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