オバさん娘・三浦幸子の恋
「言い過ぎじゃねーんだよ!」
「人を差別する言い方じゃなーい! 今の言葉を訂正して、幸子に謝罪しなさいよ!」
「なーんでこの私が、訂正しなくちゃならねーんだよ! 誰にモノを言っている!?」
「馬鹿グループ代表のアンタに言っているの! 自己チューでワガママだし、声がデカイ簑口美登里! アンタにね!」
「言わせておけば!」

 蓑口さん、今度は私に突っ掛かって来た!
 私の胸倉を掴み、激しく罵倒し始める。
 お互い興奮状態になって、摑み合いのケンカにまで発展してしまった。

 だけど途中で有希子城が間に分け入ったので、修羅場の様相は治まった。


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