心の傷と爪痕を辿って


「ねぇ!!」

「わっ!??」

いきなり麗奈が振り返ったのでかなり驚いた。

「な、なな何なのっ?!」

驚き過ぎて声がうわずってしまう。

「こんな方法はどう?」

目をキラキラさせながら話し出す麗奈。

「ど、んな?」

恐る恐るあたしは続きを聞く。

すると麗奈は自分の鞄をがさごそしだした。

「麗奈??」

あたしの頭は疑問付でいっぱい。

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