心の傷と爪痕を辿って

あたしはその紙が気になって俯いて見た。




「…何か書いたる…」




気になってしょうがなかった為、
その紙を剥がした。


「……………。」




「あ、菜実何してんの。」






「……………。」



何してんの。


じゃねーよ!




「麗奈ちゃあん?」

「ん?」

あたしはその紙を麗奈の前に突き出した。

「これはなぁにっかなぁ??」

怒りを抑えるあたしに対して
麗奈はケロっとした表情で、

「新しい作戦☆」

と笑顔で言ってきた。

「はぁーっ?!!」

なぁにが新しい作戦じゃ!

ただ紙に



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