従兄と私の秘密のカンケイ
優しくしないで
チュンチュンっ
と、鳥の泣く声がした。
「ふわぁ…。
久しぶりに安心して眠ったな…」
そう呟きながら
背伸びをして、背中の骨を伸ばす。
ちらり。
と、隣を見るけど、やっぱり優弥はいない。
当たり前だよね…
もう高校生だもん…
私が眠ったのを確認したら
帰ってしまったんだろうな…
ごめんなさい、優弥。
あなたは私のこと、やっぱり…
そんなことを考えては
また私は元気じゃなくなっていく