午前一時の憂鬱



「どうしたの?一人?」


若い明るめの髪の男が話しかけてくる



「さっき、彼氏に振られちゃったの…」


そっと顔をあげ、泣いて赤くなっただろう瞳で見上げる。


ショウタよりも好きかも、顔。



「こんな街に一人で残すなんて最低だね。送っていくよ」




慣れた様子で私の肩に腕を回す




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