午前一時の憂鬱



「嫌…」



俯いて、唇を噛みしめて。




肩まで伸びた髪が。

私を首筋を隠して。



あなたが好きって言うから髪だって延ばしたのよ、なんて言おうと思ってたのに。





「別れたくないの…」


そのまま涙を流せば、近寄ってくる彼。




「ゴメンな」




そういって頭を撫でるショウタ。





< 8 / 16 >

この作品をシェア

pagetop