喫茶人形 〜メイドの恋〜
それからずっと
二人とも笑いながらの
くすぐり合戦があって
…だけど私は
リョウスケのヒキョーな手に負け
好きって、いっぱい言わされて…
…自分はHとかしても、痛いだけで
なにもかんじない奴なんだなぁ…って
ずっとそう思って来たから…
初めて…なにも考えられないくらい
頭の中が真っ白になって
しばらくの間、ふとんの中で
ボーッとした状態になってた…
「…おっし!
ちょっと出かけて来るわ」
「え…ッ
やだリョウスケ!どこ行くの?!」
突然
お風呂から出て来たリョウスケが
服を着だして
私はあわてて起き上がりながら
リョウスケの腕をつかんだ
「死ぬほど腹へったし
コンビニかなんか行って来る
食いたいものあるか?」
「ご飯なんか…ぃぃょ…」
「バァカ
必要なもんもあるし行って来る
風呂も今、お湯溜めてるから入ってな」
「……」