喫茶人形 〜メイドの恋〜
「――― え…
なに…ゅってるの…?」
「だってユキナはぁ…
すっごく…さみしがりだから…
…いくらいい人でも
アサノさまみたいに…
仕事で離れてること多い人とは
上手くいかないよ…
ヨルさんくらぃ…
独占欲強ぃほうが…
そのほうが…しあわせになれ…る…」
「…ユイファさん…?」
動かない…
「ユ…イファ?
ユイファさん…
…ユイファさん!!
ユイファ?!ユイファさんッ?!
ねえッ!!どうしたの?!
おきてえッ!!おきてよぉおッ!!」
「あ〜ぁ
やっちまったかぁ…」
――… ドアが開いて
男の人が、ひとり 入って来た
「気が強くて…
その割には面倒見良くて
い〜女だったんだけどねぇ…
…自分の男が、困ってるからって
ここに来たんだけどさ…
結局男の方は、こいつに全然押し付けて
奥さんとこ、戻っちまったみたい」
「きゅ…
救急車…呼んでくださいッ!!
ユイファさん…
ユイファさんが死んじゃうよおッ!!」
「ムリだよ…
まぁ、あんたにも何本か…
発見された時には
アブナイ遊びしてた、女子高生って事で
そんな感じで、終了かな」
「ぃ…いや…ッ!!
ユイファ…ユイファさんユイファさん
ユイファーーーッ!!!!」