喫茶人形 〜メイドの恋〜
「ま… 待って…!
そんな一気にたくさん言われても
私、わかんな…いょ」
「まぁ、そりゃそうか
あー… そんなサガんなって…
…それとさぁ
いまさら分別ってわけじゃないけど
おまえの親戚って人にも
ここにいる事、怒られたしさ
俺も夏だし
野外イベントとかレイヴ詰まってて
ほぼここに来られなくなるから…
これ、フライヤー
暇あったら、見に来いよ
…待ってる」
床には、ヨルが置いていったチラシと
座り込んでしまった自分 ―――